民間教育保育等事業者が日本版DBS(こども性暴力防止法)の対象事業者として認定を受けるメリットを解説

ユキマサくん

日本版DBS(こども性暴力防止法)がスタートするけど、うちみたいなスイミングスクールは、わざわざ國の認定を受ける?

純さん

確かに認可外保育施設や学習塾、習い事教室などは任意認定制ですが、認定を受けることには多くのメリットがありますよ

この記事では、民間教育保育等事業者として認定を受けることの具体的なメリットについて詳しく解説します。

目次

1. 社会的な信頼性の向上

1-1. 公的な認定マークが使える

認定を受けた事業者は、内閣総理大臣が定める公式の認定マークを広告や宣伝に使用することができます

具体的には、以下の場所やものに認定マークを表示できます。

🏢 事業所での表示

  • 受付や玄関ホール
  • 看板やのぼり旗
  • 入口の扉

📝 宣伝・広告物での表示

  • 案内パンフレット
  • 受講生の募集案内
  • ウェブサイト
  • 求人広告
  • 従業員の名刺

本記事執筆現在ではマークのデザインは未定です。

1-2. こども家庭庁による公表

認定を受けると、こども家庭庁が運営する公式サイトで事業者情報が公表されます

公表される内容は以下の通り。

  • 事業者名と代表者名
  • 事業所の名称と所在地
  • 事業の概要
  • 対象業務の概要

このような公的な公表により、保護者や地域社会から「国が認めた安全な事業者」として認識されるようになります。

2. 保護者からの選択される確率が高まる

2-1. 安心感の提供

保護者にとって最も重要なのは「子どもの安全」です。

認定マークは、「この事業者は子どもの安全対策をしっかりと講じている」という明確なメッセージを保護者に伝えることができます。

💡 保護者の心理

「同じ条件の教室が2つあったら、認定マークがある方を選びたい」

「国が認めた安全対策をしているなら安心して子どもを預けられる」

2-2. 差別化要因としての活用

特に競合が多い地域では、認定の有無が事業選択の決定的な要因になる可能性があります。

認定あり事業者認定なし事業者
「国が認めた安全な事業者」「安全対策が不明」
保護者の信頼度: 高保護者の信頼度: 普通
選択される確率: 高選択される確率: 低下の可能性

3. マーケティング効果の向上

3-1. ブランド価値の向上

認定マークは、単なる安全対策の証明にとどまらず、事業者のブランド価値を向上させる効果があります。

🎯 具体的な効果

  • 社会的責任を果たす事業者としての認知
  • 子どもの安全を最優先に考える事業者としてのイメージ向上
  • 質の高いサービスを提供する事業者としての評価

3-2. 口コミ効果の拡大

認定を受けた事業者は、保護者間での評判も良くなる傾向があります。

「あそこの教室は国の認定を受けているから安心よ」というポジティブな口コミが広がりやすくなります。

4. 人材採用での優位性

4-1. 求職者からの信頼獲得

認定を受けた事業者は、求人活動でも有利になります。

👥 求職者の心理

  • 「きちんとした事業者で働きたい」
  • 「安全対策がしっかりしている職場なら安心」
  • 「国が認めた事業者なら将来性もありそう」

4-2. 求人広告での差別化

求人広告にも認定マークを表示できるため、他の求人と明確に差別化することができます。

特に教育・保育分野で働きたい人材にとって、子どもの安全対策に力を入れている事業者は魅力的に映ります。

5. 事業の持続可能性向上

5-1. 将来の制度変更への対応

現在は任意認定制ですが、将来的に義務化される可能性があります。

早期に認定を取得しておくことで、制度変更にもスムーズに対応できます。

5-2. リスク管理の観点

万が一、事業所で問題が発生した場合でも、認定を受けていることで以下のメリットがあります。

  • 適切な対応体制が整っていることの証明
  • 予防策を講じていたことの根拠
  • 社会的責任を果たしていたことのアピール

6. 地域社会での地位向上

6-1. 行政との関係強化

認定を受けることで、自治体や教育委員会からの信頼も高まります

  • 地域の教育・保育政策への参画の機会が増える
  • 他の教育・保育機関との連携が取りやすくなる

6-2. 地域貢献のアピール

認定は、地域の子どもたちの安全に貢献していることの証明にもなります。

地域社会での事業者としての存在感や影響力も向上します。

7. 費用対効果の高い投資

7-1. 認定取得のコスト

認定の取得にかかる主な費用は以下の通りです。

  • 申請手数料(具体的な金額は今後公表予定)
  • 必要書類の作成費用
  • 研修受講費用
  • 体制整備の費用

7-2. 期待できるリターン

一方で、認定取得により期待できるリターンは以下の通りです。

  • 新規顧客の獲得増加
  • 既存顧客の定着率向上
  • 優秀な人材の採用促進
  • 事業の安定性向上

長期的に見ると、認定取得は非常に費用対効果の高い投資と言えるでしょう。

まとめ

民間教育保育等事業者として認定を受けることには、多くのメリットがあります。

🎯 認定取得の主なメリット

  • 社会的信頼性の向上 – 公的認定マークの使用と公表
  • 保護者からの選択率アップ – 安心感の提供と差別化
  • マーケティング効果 – ブランド価値向上と口コミ拡大
  • 人材採用での優位性 – 求職者からの信頼獲得
  • 事業の持続可能性 – 将来の制度変更への対応
  • 地域社会での地位向上 – 行政との関係強化

確かに認定取得後は、認定を維持管理するために手間が増えますが、それ以上に事業者の競争力が向上しますので、コスト以上のリターンを得られるはずです。

任意認定制だからといって認定を見送るのではなく、戦略的な経営判断として認定取得を検討されることをおすすめいたします。

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